46歳で自然妊娠を目指す二人目不妊のやっちまった患者さんの話の続き

46歳で自然妊娠を目指す二人目不妊のやっちまった患者さんの話の続きについて

46歳で自然妊娠を目指す二人目不妊のやっちまった患者さんが再び来られました。

あれから2週間経って「調子はどんな感じ?」といつも通り聞いてみると

生理が自然に来たとのこと、よかったです(ホッ)

しかし、もうこういう無理なダイエットとかはしないように念を押しておきました。

46歳で自然妊娠をしようとするのは、高齢でトップアスリートでいるのと同じように難しいことなのです。

例えばキングカズをイメージしてもらえばわかると思いますが、あの年で現役でいるというのはなかなか大変な事なのです。

放っておけばどんどん身体は衰えてゆくわけです。その衰えをカバーするために食事や体のメンテナンスを非常に気を使っているわけです。

その日ごろの地道な積み重ねが今のカズを支えているわけです。

これを妊娠にあてはめて考えてみましょう!!

妊娠でも補助がなくなってしまう43歳ぐらいを境に不妊治療を諦めて諦める人がたくさんいます。

ここが妊娠率の大きなターニングポイントだから公的な補助がなくなるわけです。

その43歳を超えて現役でい続けるということはそれなりの努力が必要になるのです。

それが一つは食事であったりするのです。

食事は不妊治療の基本と考えてもらってもいいと思います。

ただし食事が良くなって妊娠するわけではないです。

けれども食事が悪いと妊娠はしづらくなると思います。

そのため食事には特に気を使っていただきたいと思います。

一番ダメなのは46歳で自然妊娠を目指す二人目不妊のやっちまった患者さんのように栄養制限をすることです。

妊娠することを家を建てることに例えるならば、漢方薬は家を建てるのに指示する人、親方であるとか大工さんみたいな存在になります。

どんなに大工さんや親方がいても家を建てる建材がなければ家はたちません。

その家を建てる建材に相当するものが食べ物・食事なのです。

どんなに腕の良い大工さんが集まってもガラクタのような建材しかなければちゃんとしてよ家は建たないのです。

そのため できるだけ良い 建材を使った方が良い家が立つに決まっています。

それは値段の高い高級なものを食べろということではありません。

バランスよく色んなものを取るという事がは重要なのです。

それから旬のものというものを取ることも重要です。

旬のものは東洋医学で言う気(エネルギー)が強いのです。

この旬のものを食べることで食べた人の身体にも(気)エネルギーが補われるわけです。(気)エネルギーが補われることは妊娠に良い影響を与えるのです。

ただし、そんな栄養ドリンクような即効的なものではないので、継続して続けることが大事なのです。

なので、旬なものを継続して食べるようにしてくださいね!!

旬なものはスーパーに一番メインの場所に置いていてなおかつ安くなっているものなのです。

これが食養生の基本です。

46歳二人目不妊で自然妊娠を目指している患者さんがやっちまったこと

46歳初産ではないですが自然妊娠を目指している患者さんがやっちまったことについて

46歳の高齢不妊の患者さんが8名も来ていると、人それぞれになんといいうか問題がありますよね。

この方は現在46歳で二人目不妊で通ってきているのですが、もうお子さんは一人いるし、それもあってさすがに体外受精してまでは二人目はいいかな~?

とぼんやり考えてうちの漢方薬局に通ってこられているのです。

ということで、めちゃめちゃガッツリ漢方治療をやっていると言いう感じでもなく、ぼちぼち治療に来ているという感じです。

昨日も、予約時間を忘れていました(苦笑)

この方とは時々、どこのご飯屋さんがおいしいか情報交換するのですが、私が紹介したごはんのおいしいお店に最近いけていないという話をつい最近されていたのです。

なんでかと聞くと、最近糖質制限ダイエットを頑張っているという話だったのです。

私もその時点で気づけばよかったのですが、その時は治療モードでなく世間話的に話を聞いていたので、「ふ~んそうなんだ~。じゃあ締めがゴハンの店いけないね!!」などとのんきなことを言っていたのでした。

それが4週間前だいぶ、ダイエットの効果が出てきたと、この患者さんが

喜んでおられたので、私もよかったね!!というような話をしていたのでした。

それからさらに2週間後に来られた際に、やっちまったことが発覚するのです。

この46歳の患者さんが来られて、開口一番、やっちまったかもしれないというのです。

なにが?と聞くと・・・生理が来ない・・・というのです。

46歳で生理が来ないのは2つ意味があります。一つは見事妊娠した場合、もう一つは高齢のため閉経に近づいてきて徐々に生理が来なくなる場合です。

しかしこの方の場合は3つ目のやつでした。どうもダイエットがうまくいったので調子こいてどんどんダイエットしてたら生理が来なくなったようだというのです。

え~~~~~~マジですか・・・女子高生じゃなかろうに・・・

実際にこの方1か月で3kg以上痩せたのです。ただし本当にこれが原因で生理が飛んだかどうかはわかりませんが、今まで生理が飛んだことがないということからも、可能性は否定はできません。

どちらにしろ、そんな今頃に急激にダイエットしなくてもいいものを・・・

ということで生理不順の漢方薬を探したのですが、なかなか合う薬は見つからず、結局今まで通りの加齢に伴う血流の問題を改善する漢方薬をそのまま継続で出しました。

そして、もうしばらく糖質制限ダイエットを止めるようにやんわり言っておきました。

ほんとダイエットで生理が来なくなったやつが一番厄介で、下手するとずっと来なくなることがあるのです。

みなさんもやっちまわないでくださいね!!

 

46歳(高齢不妊症)の卵巣機能を高める食事

46歳(高齢不妊症)の卵巣機能を高める食事について

46歳(高齢不妊症)の卵巣機能を高める食事というのが特別にあるのでしょうか?

いえそこまで限定して特別な食べ物はないです。しかし、高齢になればなるほど自分の体調の維持は難しくなってきますし、これから不妊治療をしてゆく中で、食事の問題はやはり大事なベースづくりになります。そのため、改めて不妊治療で漢方的に重要なことについて改めて整理してみたいと思います。

卵巣機能を高める食事について

卵巣機能を高める食事って何だろう?と思いますよね。高齢になってくれば来るほどそういうことが気になるし、46歳であれば尚更だと思います。

よくそのようなことを特集した記事で見かけるのは卵巣機能を高める食べ物などについてです。一般的によく言われるのは乳製品とか大豆製品などです。これは全く間違っているわけではないですが、漢方的な考え方からいえば正しいとはいいがたいということです。ではどうしてこのような歯に物がはさまったようなはっきりしない言い方になるのでしょう?それは漢方的な考え方をするなら、卵巣機能を高める食べ物(食事)は人によってそれぞれ異なるということになるからです。

それを漢方では昔から体質という言葉で表現してきました。卵巣は卵巣だけが独立して生命くを営んでいるわけではありません。そのひとの身体の中の一つの器官にすぎないのです。漢方的にはその人の身体が良くないのに卵巣だけ良くなるなんてことはありえないのです

もっと直接的な言い方をするとその人の身体の働き(機能)が良くなったらその人の身体の一部である卵巣の機能もよくなると考えるのです。

つまり卵巣機能を高める高めるためには何をすればよいか?と言われれば、自分自身の調子が良くなるような食事をとればよいということになります。

そのためには自分の体質を知ることが重要です。そこでご自身の体質を知る上での大切な漢方の指標についてお話します。

体質を知るうえで最も大事な指標はまず2つあります。それについて今から解説をしてゆきます。

大事な体質の指標、体は熱いか、寒いか?

漢方的な専門用語でいえば寒・熱です。これは他覚的なものより自覚的な部分を重視します。具体的に言えば、人から手を触られて、「冷たいね」と言われてもご自身がそれに対して不快に感じていなければ冷え性ではありません。逆に人から触られてもし「温かいね」と言われても、ご自身が冷たくて不快であればそれは冷え性です。ただ多くの場合は、自分が寒くて不快と思うとき、実際に触って冷たいことが多いので上記したようなケースはまれだと思います。

話を戻します。自覚的に身体が冷えていて不快と感じる場合は基本的には寒(冷え)があると考えます。冷えがある場合は身体を温める食事(食べ物)がその人の身体を良くする食べ物になります。そのため、そういう方にとっては身体を温める食べ物が卵巣機能を高める食事(食べ物)になるのです。そのため積極的に食べない方がいいものは身体を冷やすものということになります。この場合は身体を増やすものを食べるとこの方の身体の働きが悪くなるため、結果としてこの方の卵巣機能を低下させる可能性が高まります。そのため冷やすものはダメということになります。

身体を温める食べ物

一般的には辛みのあるもの(ニンニク、ネギ、ニラ、ショウガ、唐辛子)、陸生の動物性の食べ物(一般的にいう肉類)です、土の中(陽の当たらないところで育つ)食べ物(例えば根菜類)、寒い場所で生育する食べ物(例えば、リンゴ→青森、北海道→羊の肉、じゃがいも)

身体を冷やす食べ物

一般的には苦いもの(ゴーヤとかコーヒーとか)植物性のもの(動物に比べれば温める作用は弱いです)、良く陽の当たる部位の部分(植物の葉っぱの部分)、温かいところで生育する食べ物(バナナとかマンゴーとかパイナップルとかいわゆる南国のフルーツ)

次に大事な指標があります。それは

大事な体質の指標、疲れいやすいか、疲れにくいか?

疲れやすいか、疲れにくいか?これは漢方医学にとって最も大事なポイントの一つになります。これを漢方の専門用語では虚・実と表現します。虚とは不足の意味です。実とは過剰の意味です。つまりこれを疲れやすい、疲れにくいにあてはめてゆくと、虚≒疲れやすい、実≒疲れにくい(過剰な元気さ)みたいな表現になると思います。

この考え方に沿って先ほどの卵巣機能を高めるという話と絡めて考えます。先ほど書いたように、漢方的には卵巣機能を高める食べ物というのは決まっていません。その人の身体の体質によって良い悪いは逆転したりするわけです。しかし多くの人について言えば、不妊症になるような方は元気か疲れやすいかというと、疲れやすい人の方が多いと思います。もし疲れやすいにとって卵巣機能を高める食事(食べもの)というのがどういうものになるかというと、疲れやすい体質(虚≒不足)なわけですから不足を補うような食べ物になるということです。そういう食べ物を漢方では補(不足に対して補うという考え方)の食べ物になります。

補の食べ物の基本 味が甘い

味が甘い食べ物は原則補の働きがあります。しかしこの甘いというのは現代のケーキのような甘いお菓子を指すわけではありません。中国2000年前とかには甘い砂糖のお菓子は無かったかあったとしてもものすごく貴重で普通のひとの口には入らなかったです。そのためここに書いている甘いものは一つは果物で、もう一つは噛んで甘くなるものです。噛んで甘くなるもの≒身近なものなら米(ごはんです)つまり穀類が補の食べ物の基本になります。

そのため、もし、もともと疲れやすい体質で卵巣機能が低下しているタイプの方は糖質制限ダイエットは卵巣機能を低下させる可能性があると漢方的にはかんがえるのです

話を戻しますが、不妊症があってもともと疲れやすいタイプの方は穀類日本人なら基本的にお米(ゴハン食)をベースにしてバランスよく食べることが卵巣機能を高める食事なります。

 

結論としてはまず自分にとっての身体(体質)に合う食べ物を摂ることが重要です。

それは46歳(高齢不妊症)であろうとなかろうとですが、より重要になってくるということです。

例えるならば、高齢になった選手(例えばイチローやキングカズ)がトップアスリート(現役選手)として活躍するためには、若い選手に比べてより身体のメンテナンスに時間と労力を割くのに似ていると思います。妊娠に関しても基本的には若い方がパフォーマンスは高いわけですから、それを補うにはそれなりの努力は基本的に必要になるということです。それは特別なことをするというより、日々のメンテナンスを怠らないということの方が重要かなと思います。

40歳以上(40代)不妊治療のためのセルフケア

不妊治療の患者さんには基本的に簡単なセルフケア(養生法)の話をするのですが、これは年齢やその人の身体のコンディション(愁訴)、病院での検査データ、基礎体温、漢方的な問診や望診(舌診)など様々な点から考えて行っています。

しかしそれほど厳密なものではありません。簡単に言えば、不妊症として重症と思えば、セルフケア(養生法)の話も多くなりますし、不妊症の度合いが軽いと思えばセルフケア(養生法)の話もより簡単になります。そのなかで年齢を問わず、症状の度合いとかも考えず、基本的に、セルフケア(養生法)に関してご本人さまに聞くようにしていることが数点あります。ここではそれをまず紹介したいと思います。

お風呂につかっているかどうか?

当たり前のことのように思うかもしれませんが、これはとても重要です。実際にこの質問をすると不妊治療を受けれらている2~3割の患者さんはお風呂につかっていないのです。でもお風呂には入っています。つまりシャワーで済ませる方が結構おられるのです。そのため質問の仕方を間違えると大事なポイントを見落としてしまうのです。「お風呂に入っていますか?」この質問ではシャワーだけの人もハイと答えてしまうのでダメです。もしこの質問をするならさらに「湯船につかっていますか?」の追加の質問が必要になります。ではどうしてお風呂につかることがそれほど重要なのでしょう?それは少なくとも2つの大きな意味があります。その一つは体の循環の悪い部分にたまった老廃物が身体から排出されやすくなる。これは一時的とはいえ循環が良くなるからです。シャワーでも循環が良くなるのでは?とおもう方もおられるかもしれませんが、湯船につかることで、身体の全ての部位が均一に同時に循環が良くなるのです。これが重要なのです。シャワーでは暖まらない部位がたくさんあるのです。あともう一つは何か?それはお風呂につかることによって服用する漢方薬の効き目が隅々まで行きわたるということです。原理は先ほど書いたことと一緒です。お風呂につかることで、身体の全ても部位が同時に均一に循環が良くなるということです。毎日お風呂につかることで、飲んでいる漢方薬が身体の隅々まで行きわたるのです。次にこれと同じくらい重要な質問をしています。それは・・・

朝ごはんを食べていますか?

これもお風呂につかるのと同じくらい重要です。朝ごはんは不妊治療の基本中の基本です。そして朝ごはんで、多くの方にお勧めするのが味噌汁+ごはんの組み合わせです。パンではダメなのか?という質問も良く受けるのですが、パンでもいい人も結構います。でもパンじゃない方がいい方も結構おられます。なぜ味噌汁とご飯が良いのか?この中で特に重要なのが味噌汁です。味噌汁の味噌は大豆の発酵食品です。大豆は漢方的には補血作用があると考えられます。補血とは血を補う作用なのですが、単純に貧血を治すという作用ではありません。ここでいう血は血≒女性ホルモンと考えた方がわかりやすいかもしれません。補血のあるものは血虚の状態の人に用いるのです。漢方でいう血虚の一番ひどい状態が閉経です。閉経は漢方的には出す血が無くなった状態と考えます。でも閉経だから貧血ということはないですよね。閉経状態は女性ホルモンの分泌が衰えた結果ですよね。更年期も閉経に向かっている状態なので基本的には血虚状態なのです。話を元に戻してゆくと、40歳以上になってくると、更年期や閉経状態になっていなくても、徐々に血虚(女性ホルモン不足)の方向に体は進んでいっているのです。それが早いか遅いか?急激にクくるか?来ないか?という問題だったりするのです。そこで薬ほどの作用はないゆるい補血作用の大豆を摂取することで、ゆるく血虚を補い、更年期の症状などが出にくくなったり、閉経に至るスピードを遅らせる効果が大豆にはあるのです。そして味噌は単なる大豆食品ではないです。豆腐などと決定的に違うのは発酵しているということです。漢方的には発酵したものが原則的には温める作用が出てくると考えます。つまり味噌汁を食べるということは冷え症予防になるということでもあるのです。また味噌汁にはある程度の具材を入れますが、その中の水溶性ビタミンなども汁ごととることで無駄なく摂取できるというメリットもあります。

次は40歳以上(40代)の高齢に方にはなるべく言うようにしていることです。

鮮度の良いものを食べてください

これも当たり前に思うかもしれませんが重要なことです。例を挙げてみます。前提として好き嫌いがない人ということで話を進めたいと思います。この人に不妊症があって季節は夏の場合、遠洋の冷凍マグロと瀬戸内海の小イワシだったらどちらをすすめますか?みたいな話の場合です。これだと間違いなく小イワシをすすめます。マグロではないです。それはなぜなのか?漢方的に考えると、マグロには血(栄養)はあるが、気(エネルギー)はないと考えます。なぜならマグロは死んでからずいぶん長い時間が経っているため、気が無くなってしまっているのです。イワシは死んで間もないから血だけでなく気(生命エネルギー)も残っていると考えるのです。高齢になるということは少しずつ老化してきているわけです。老化するということは生命エネルギーが減ってくるということにほかなりません。そのため、その減ってゆく生命エネルギーを鮮度の良い食べ物をとることで補うのです。特に旬のものは生命エネルギーは強いです。そういうもので鮮度の良いものを食べるように気を付けてもらえば、身体が老化してゆくスピードは遅くなってゆくと考えます。当たり前のことのように思うかもしれませんが、高齢であればあるほどぜひ実践してください。